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3話 「受取人なき書簡のような」 登場人物

斉藤美由紀(28)

竹清水建設のOL。2回目の見合い相手は断った。

 

高橋

竹清水建設の社員。会社を辞めてカンボジアで会社を立ち上げる予定。

3話 「受取人なき書簡のような」 あらすじネタバレ

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今日は美由紀の母の法要の日。もう母が死んで2年になった。

 

父親と別れてからの母親の苦労、再婚の話も乗らずに一人で美由紀を育ててきた母のことを伯母たちと共に思い出している。

 

「幸せになるんだよ美由紀、由子の分まで」

 

でも現実はそう手っ取り早くはいかないもの。

 

三人目の見合い相手35歳、一人っ子の研究所勤務は今までとは違うタイプで頑張ったことが裏目に出て断られてしまった。

 

(あの紹介所、なんでまともな人を紹介してくれないんだろう・・?)

 

足は自然と読書カフェへ。

 

またいつものように思いを文字に吐き出しながら自分を納得させようとする美由紀。

 

(ちゃんと相手を選んで幸せになろうって決めたんだから)

 

その夜電車に揺られていた高橋は武蔵山へは行かず阿佐寺で途中下車した。

 

読書カフェに向かい、美由紀が書いていたあの会話ノートを手にする。

 

(三回目の見合いね・・・やってるやってる・・・)

 

最初に見たときの美由紀の書き込みが気になっていたのだ。

 

肩肘をつきながら美由紀のつづった思いを眺める高橋は初めて会話ノートに書き込みをした。

 

(何言ってんだ。おまえさんがどんだけ高い女なんだよ)

3話 「受取人なき書簡のような」 ポイント

美由紀の母は父親と別れてからかなり苦労したようです。

 

美人で再婚の話もでたのにしなかった。

 

そんな伯母たちの話が美由紀の婚活の決意を新たにさせたようです。

 

普通の人と平凡な家庭を持ちたいだけ。

 

なのに三人目の見合いもうまくいかなかったようです。

 

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